事務所を借りた際、神棚を設置しようと考える方もいらっしゃるでしょう。

自宅に設置するときとは異なる点もある神棚の祀り方。

どうすればよいのでしょうか。

事務所に設置する神棚の種類は?

神棚は、一般的なものとお稲荷様を祀るものの2種類があります。

お客様を集めたり、商品を販売したりする事務所であればお稲荷様が良いと言われますし、その他の会社・事務所であればお稲荷様かその他の神様どちらでも良いとされています。

ただ、普段から信仰している神社があれば、そこのお札をお祀りするのが良いでしょう。

お稲荷様は1つの扉がある一社造りのタイプか赤の社のものを、その他の神様を祀る場合は3つの扉からなる三社造りのタイプか一社造りの神棚を設置します。

なかでも、事務所で見かける機会が多いのは三社造りで、中央に天照大神のお札、向かって右に氏神様のお札、向かって左にいつも信仰している神社のお札を祀ります。

一社造りの神棚に三柱のお札を祀りたい場合は、一番手前に天照大神、次に氏神様、最後に信仰している神社のお札を祀りましょう。

より大きい種類のほうがよいとされますが、会社の規模によっても大きさは変わってきます。

事業が成長するたびに今より大きいものに買い替えると、さらに事業を成長させるという意味で、良いとされています。

事務所に神棚を設置するときの場所はどこがふさわしい?

神棚は、部屋の北側か西側の壁に設置します。

太陽の光が降り注ぐ東か南を向く場所に祀るのです。

また、神様を祀るのですから、人の目線よりも上の位置に設置し、すぐ下を多くの人が行き来することがない場所にしましょう。

天井近くにしてしまうと、毎日のお供えが大変ですから、手が届くぐらいの高さに設置できるといいですね。

そして、可能であれば最上階に設置しましょう。

しかし、事務所の階数によっては、最上階に設置することが不可能なこともあります。

その場合は、神棚の上の天井に「雲」と書いた紙や「雲」の字をかたどった木の板を貼りましょう。

神様の上にはもう雲だけ、天しかありませんという意味になります。

地域によっては雲だけでなく、「天」「空」などの漢字を用いることもあります。

この「雲」の字を貼るのは最近生まれた風習で、2階建ての家など現在の限られた住空間でも神様に敬意を示すためのものです。

また、不浄とされるトイレが神棚を設置する壁裏や上下左右の場所に接しないようにしましょう。

こちらも、神様への敬意として必要な配慮でしょう。

まとめ

事務所に神棚を設置する際は、日の光に向かう北か西の壁に三社造りのものが一般的です。

事業規模や年商、広さなどによって、すすめられる種類も変わりますが、一番大事なのは神様に対して敬意を持つことでしょう。

事業と同様に、毎日お祀りして感謝の心を忘れないようにしたいものです。

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