先日、北九州市小倉北区が交通の拠点としてにぎわっていることをご紹介しました。

そんな北九州市は、実は空路・海路・陸路の物流インフラも整っているので、とても利便性が高いエリアです。

今回は、九州地方に新たな拠点を置くことを検討されている事業者の方向けに、北九州市の物流インフラについてご紹介します。

北九州市の物流インフラは国内外を問わず充実している

北九州市は、本州と九州の間に位置しており、昔から本州と九州をつなぐ交通の要として発展してきました。九州自動車道、東九州自動車道、関門自動車道と3つの高速道路のクロスポイントなので、陸路のアクセスがスムーズで利便性も高いエリアです。東九州自動車道を使えば、大分まで1時間45分、宮崎までは4時間20分でアクセス可能です。

さらに、瀬戸内海と日本海に面したコンテナターミナル、港湾施設、空港・鉄道ターミナルなど、陸海空の物流インフラが充実しているので、陸路+海路といった2つ以上の輸送手段を組み合わせた複合一貫輸送も可能です。北九州市はこの立地を活かし、国内だけでなくアジアにも開かれた物流拠点として発達しています。そのため、幅広いビジネスにおける物流面のサポートが可能です。

北九州市の充実した物流インフラを支える物流拠点

北九州市の充実した物流インフラを支える、空路、海路の代表的な物流拠点を紹介します。

・北九州空港

北九州空港は、九州地方では唯一となる24時間運用の海上空港で、早朝から深夜までの貨物輸送に対応しています。その利便性から、九州・西中国エリアの新たな航空貨物拠点として注目されています。

国内便では、北九州-羽田間をスターフライヤーが1日11往復運行していて、東京(羽田)まで1時間30分です。国際貨物定期便や国際貨物チャーター便も就航しているので、中国・アジアの都市に高速輸送が可能です。

・太刀浦コンテナターミナル

太刀浦は国際複合一貫輸送の中心地であり、国際貿易港として長年の歴史と実績を有するターミナルです。中国・韓国方面に、月間約170便もの国際定期コンテナ航路が就航しています。

・ひびきコンテナターミナル

ひびきコンテナターミナルは、アジア各国と北九州をつなぐ国際物流拠点です。主な寄港地は、中国、韓国、台湾、東南アジアなどです。航路網が充実していることから、直背後の広大な産業用地には企業立地や物流施設の建設が急速に進んでいます。

・小倉ROROターミナル

RORO船とは、貨物を積んだトラックやトレーラーをそのまま運べる船です。小倉ROROターミナルからは、フェリー・RORO船の関東・関西方面や名古屋などの大都市への多頻度の輸送が可能で、北九州港全体の約半分にも及ぶ貨物量を輸送しています。

このように北九州市は、国内だけではなく、海外輸送も支える基盤が整っています。

まとめ

ご紹介した通り、北九州市は充実した物流基盤に加え、交通アクセスにも恵まれている「物流拠点都市」です。国内外を問わず輸送可能な物流拠点が整っているので、九州で新たな拠点を検討している事業者の方におすすめできるエリアです。

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